モラハラ夫の母親に夫のモラハラ行為を相談しても無駄!その理由を体験談から解説。

モラハラ&離婚

夫のモラハラが辛い。
そんなとき、夫の母親に相談してなんとか言ってもらえないものかと考えることはありませんか?

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さすがに、自分の親に注意されればモラハラも少しはおさまるかも・・・

私は元夫のエスカレートしていくモラハラ行為に耐えられず、義母に相談したことがあります。

体験談として、モラハラ夫の母親に夫のモラハラ行為を相談をしても無駄です。
残念なことですが、どんなに義母と仲が良くても、自分の味方をしてくれることはありません。
期待するだけ傷つくことになるので、義母へのモラハラ相談は絶対にやめましょう。

モラハラ夫の母親に相談しても無駄な理由

どんなによい嫁姑関係でも、なぜモラハラ夫の母親に相談しても無駄なのかを解説します。

夫をモラハラ人間に育てた張本人だから

生まれもった性格はあるにせよ、育ってきた環境が原因で夫がモラハラ人間化したことは間違いありません。
そして人格に大きく影響するのが、親とのかかわり方です。

モラハラ夫の母親は愛するわが子が立派な大人になるように、子育てに必死に取り組んできています。
その必死さゆえに、子どもは自由を与えてもらえません。
自由なく母親に言われるまま努力して優秀な成績をおさめたきたはずなのに、大人になってから自分自身に自信が持てなくなるケースがあります。

幼少期の我慢は、必ず何かのかたちで爆発します。
自分にとって絶対である母親のようになれない妻を責めることで、あらゆる劣等感から自分のプライドを守るようにするのです。

一方、モラハラ夫の母親からしては、大事に大事に育ててきた息子です。
嫁からモラハラ行為の相談を受けたところで、答えは決まっています。
「あの子も悪気はないのよ。上手にやってみて。」
嫁の味方になるなんてことはあり得ません。

かえるの子はかえるといいますが、かえるの親もまたかえるなのです。
「おまえのためだ」
養育に厳しい母親に従順に育った夫は、自分の言うことを聞かない妻に苛立ちモラハラ行為に及びます。

古い世代の考え方だから

男女の役割について、世代ごとに考え方が違います。
昔は女性は男性のように働くことができずに、稼ぎに出かける男性を支える立場でした。
時代が変わり、私たち女性は今自由に働くことができています。

とは言え、いたるところに昔の名残は残っています。
現役世代でも、大げさに言って男尊女卑の考えをもつ人は少なくありません。
ましてや義母であれば、完全に「女は男をたてる」世代でしょう。

夫のために妻は一歩下がるべきだ。
モラハラ夫の母親も、そのようなことを言っていませんか?

気をつかうことはどんな人間関係にも必要なことです。
しかし、対等な夫婦関係の中で妻だけが我慢をする理由はなにもないはずです。
ましてや女性も活躍できる社会に向かっている中で、お互いが輝けるように協力できるのが理想の夫婦です。

大事な息子には昔ながら強く夫らしくいてもらいたい、というのが義母の本音です。
そこに嫁への思いやりはありません。

息子に対して過保護である

モラハラ夫の母親は、過保護であることが多いです。
同時に、モラハラ夫は重度のマザコンです。

自分の厳しい教育を経て立派に育った息子には、思うように働き、また休日は好きなように休んでほしいというのがモラハラ夫の母親です。
疲れた体に鞭打ってまで、嫁の家事や育児を助けてなさいなんて考えはありません。
息子にやらせるくらいなら自分がやるのが当然と言わんばかりに、息子に対して気をつかいます。

お嫁さんに文句も言わずに、夫や子どもの世話をしてくれる義母が、はじめは何てよい姑さんなんだろうと感じるかもしれません。
違います。
大事にしているのは息子であって、妻である自分はオマケです。
たまたま恩恵を受けているだけなんです。

そんなモラハラ夫の母親に、夫のことを相談したところで味方になってくれるはずがありません。

夫のモラハラを相談できる人は?

夫のモラハラ行為はプライベートな部分であり、知人に話そうにも気をつかう内容ですね。
だからと言って一人で我慢しないでください。
モラハラを我慢し続けることで、いつか体や心を壊してしまいます。
きちんと話を聞いてくれる場所があり、親身になって受け止めてくれる人は必ずいます。

公的な相談窓口を利用する

今は男女共同参画社会をめざす社会として、女性に向けた相談窓口はたくさんあります。
自分の住む地域にも必ず相談窓口があるはずなので、一度検索してみて下さい。

公的な窓口の相談員さんは、こちらが感情的になろうと冷静に話を聞いてくれます。
傷ついた心に寄り添い、癒してくれます。
そしてこれからどうしていくべきか、具体的なアドバイスをもらうことができます。

友人に相談するのも悪くはありませんが、どうしてもお互いに感情的になりやすいです。
モラハラ被害を吐き出してすっきりするかもしれませんが、逆に理解してくれなくてかえって寂しくなる可能性もありますよ。

相談員さんも色んな方がいますので、相性があります。
人によっては冷静な対応や話し方を「冷たい」と感じることもあるかもしれません。
しかし、相手はプロですのでモラハラ被害から抜け出すヒントがもらえる期待値はなによりも高いです。
もし合わないと感じたときは、担当者を変えてもらったり、別の窓口を利用してみてはいかがでしょうか。

SNSで同じくモラハラに悩んでいる人とつながる

もっとも手軽な方法が、SNSを利用して同じような悩みをもっている人とつながることです。
何かに悩み傷つきつらいとき、共感してくれる人がいると頑張ろうと思えるものです。

SNSを開けば、同じように夫のモラハラで悩んでいる人の多さにびっくりするかもしれません。
投稿している彼女たちもまた、日々のストレスをSNSを通じて発散しているのです。
中には「病院で、SNSをつかって発散したらよい」とアドバイスをもらったという人も何名もみたことがあります。
(本当のところはわかりませんが。)

すでにアカウントをもっているようなら、新しいアカウントをつくって匿名で日々のモヤモヤを吐き出してもよいでしょう。
トラブルの可能性があるので、身元がばれるアカウントはやめましょう。

注意するべき点は、インターネット上であると他人の気持ちを考えず傷つけるようなことを平気で言う人がいます。
また、モラハラ被害に理解がない人からたたかれる可能性もあります。
発散の場としてSNSを利用する場合は、あくまで自分のためになる意見だけ目を通すようにしましょう。

信用できる身内に相談する

身内に相談するのは、相手にも心配をかけてしまうだろうと躊躇しますよね。
しかし、万が一別居や離婚を決意したときに頼れるのが身内の人間です。
モラハラ被害の我慢にも限界が近い、離婚などを考えている場合は、時期をみて身内にも相談してみてもよいでしょう。

身内に相談する場合も、相手を選ぶ必要があります。
真剣に話を聞いてくれるかどうか、感情的にならないで聞いてくれるかどうかです。

もし関係が良好な兄弟がいるようなら、そちらに相談することをおすすめします。
決まった人間でストレス発散行為を行うモラハラ人間は、外面がよいことがほとんどです。
話を聞いた兄弟も、家の中ではモラハラをしていたことに驚くかもしれません。

つい親に話したくなりますが、できれば最後まで親にモラハラ被害の相談をすることはやめましょう。
今の家から逃げ出してやろうと思うほど、精神的に追い詰められているようなら話は別です。
いくつになっても子どものことは大切です。
大事な娘が嫁ぎ先で、夫や義家族に苦しめられていると知ったら冷静でいられなくもなります。

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