【体験談】夫のモラハラが辛い。離婚準備のためにとってよかった行動。

モラハラ&離婚

こちらは次のような方に向けたお話です。
 ・夫のモラハラに悩んでいる、辛い。
 ・将来的に離婚を考えている。

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離婚は最終手段だけど、準備しておいて損はありません。


日常生活に支障が出ているほどであれば、関係の修復は難しいかもしれません。
経験したからこそ分かります。
自分の存在を否定され続けるモラハラは、辛いです。

「私さえ我慢すれば大丈夫」と歯を食いしばる日々でした。
もちろん大丈夫ではありません。
ある日突然、張り詰めた糸がぷっつりと切れ、キッチンで泣き崩れました。

誰か助けて。
と思えたのが不幸中の幸いです。
その頃をふり返り、体験談として離婚に至るまでの行動をお伝えしたいと思います。

第三者に話を聞いてもらう

一番初めに必要なことは、長い間受けたモラハラの苦しみを吐き出すことです。
包み隠さず話すだけで、心が軽くなります。

公的な窓口の利用

私は市の相談窓口にメールしました。
『夫が怖くて毎日がつらいです。体調不良もあり、今は涙がとまりません』
その時は遅い時間でしたので、翌昼にお電話を頂くことができました。

それまで誰にも心の内をさらけだすことができませんでした。
全く知らない相手だからこそ、恥ずかしがらずに話せることがあります。
元夫の行きすぎた言動を非難し、私が今までたくさん我慢してきたことを認めてくれました。

その後、担当の方と定期的に面談を行うことになりました。
自分を認めてくれる人の前では、自然と素直になれます。

「あなたはこれからどうしたいの?」
という問いに、自然と答えていました。
「夫とはずっとは一緒にはいられないです。」

そして、ただただ我慢するだけの日々に目標ができたのです。
離婚しても困らない状態の準備です。
目標は毎日を輝かせます。

モラハラ行為を受けて苦しいときでも、なかなか知人には話しづらいと思います。
そんなときは、相談窓口を利用しましょう。

相談員が親身になってくれるかなど不安はありますよね。
でも、たとえ相性が悪い人に当たっても所詮は他人でよそに知られることもありません
私のように、良い人もたくさんいるはずです。
辛い現実に打ち勝つために、まずは勇気を出して行動しましょう!

ちなみに、公的窓口を利用した事実から、離婚で揉めた時に有利になる場合もあるようです。
ケースバイケースですので、参考までに。

SNSでの吐き出し

匿名アカウントでご利用下さい。

自分を肯定・モラハラを否定してくれる方々の意見は勇気を与えてくれます。
自己満で構いません。
一人でも多くの肯定意見をもらい、自分を癒してあげましょう。

先にも述べましたように、知人に心の内をさらけ出すのはなかなかにハードルが高いことです。
匿名アカウントであれば、ありのままの自分の思いを吐き出せませんか?

ただし、SNSには厳しい意見を述べられる方もいます
それらも受け止める、聞き流す余裕がある上でのSNS利用はよいストレス発散の場となります。

自立して生きられるようになる

離婚した場合、これまで少なからず夫に頼ってきた部分も自分で背負わなくてはいけません。
そうして、世の中を自らの力で生きていけるようになることを自立と言います。

自立には経済的な自立と精神的な自立の2種類あります
経済的な自立とは、自分や子どもの健やかな生活を支えられる収入がある状態。
精神的な自立とは、自分の考えをもち責任をもって行動できる状態です。

経済的な自立

夫婦共働きがひとつのスタンダードな世の中となりました。
とはいえ、夫の収入を柱にしている家庭が多いのではないでしょうか。

さまざまな事情により働くことができない人もいるでしょう。
まずは資格の情報収集から始めてはいかがでしょうか。
どんな資格がどんな仕事に結びつくのか、自分でも挑戦できるものかどうか考えてみましょう。
目標をもつことが精神的な安定にもつながります。

専門的な資格であれば、どこに行っても働き口が見つかります。
よく見聞きするのが以下のような資格です。
・看護師
・介護士
・保育士
・歯科衛生士

学校に通う必要があるものなど、ハードルは高いかもしれません。
しかし一生役立てることができる資格であれば、いちど検討してみてはいかがでしょうか。

専門的な資格でなくても、汎用性のあるPCスキルなども就業の役に立ちます。

今働いているけれどパートやアルバイトなどで収入が不安な人は、仕事の幅を増やしましょう。
今後が同じ職場でも、転職する場合でも、有利になるスキルを身につけましょう
どんなときも自信は自分の背中を押してくれます。

私は離婚を決意してすぐとった行動の一つが、会社にもっと仕事を頑張りたいと伝えたことです。
任せてもらえる仕事を増やし、待遇をあげてもらうことができました。

トントン拍子に進めた私はラッキーだったとは思います。
ただし、それまで積み上げてきた会社との信頼関係のおかげでもあったはずです。
今できることを最大限、頑張ってみましょう。

精神的な自立

相手はモラハラ夫とはいえ、多少なり相手に頼っている部分があるかどうか考えてみましょう。
家事育児には非協力でも、家や車のメンテナンス、何かにおいて重要な決定など、任せていたことはありませんか。

離婚後は、自分の考えで責任をもって行動していくことが必要です。
困難にぶちあたっても感情的にならず、理性をはたらかせて生きていかなければいけません。
他人に言われるままに行動しているというなら、それは自立しているとは言えない状態です。

私の体験上ですが、モラハラで傷ついた精神はまず健康的ではありません。
健康的でないと、何においても正常な判断を下すことが難しくなります。
まずは傷ついた心をしっかりと癒してくださいね。
精神的な自立に向けた行動は、同時に傷ついた心を癒してくれます。

ところで精神的な自立といわれても、何をすればいいかわかりませんね。
おすすめは読書です。
読書をおすすめする理由は、自分自身をみつめなおし、そこからまた新たな考え方を学ぶことができるためです

また、依存先を増やすことも精神的な自立のために大切なことです。
依存先を増やすとは、困ったときに頼れる先を増やすということです。

家庭のために過剰に自分を犠牲にしていませんか?
親や友人と連絡をとることが少なくなっていませんか?
家庭以外のコミュニティを持ちましょう。

自分の力で日々を切り開いていくことは困難ですが、同時に楽しさもついてくるものです。
毎日を明るく過ごせることが、精神的な自立のひとつの証拠ではないでしょうか。

離婚についての知識をつける

実際の離婚の流れを把握すると共に、必要な知識をつけておきましょう。
例えば、いくら自分が離婚したくても相手が同じ思いとは限らないでしょう。
特別な事情がない限り、同意でない離婚は認められません。

そんなとき、モラハラの証拠があることで有利になる場合もあります。
モラハラとDVの違いは明確ではありませんが、本質的に似ているものです。
DVとして認められることがあれば、同意なくとも離婚が認められる可能性もあります。

離婚に関する本を読んで知識をつける

離婚は、基本は当人同士での話し合いから始まります。
しかし話がまとまらないときに、法律や前例に基づいた判断が必要になります。

個人の考え方や感情論での判断ではありません。
思い通りにならないことは必ず出てきます。
そういった事に対しては、事前にできる対策をしておきたいですよね。

自分を守るために、離婚の法律について勉強しておきましょう。
3組に1組は別れるというだけあって、離婚に関してわかりやすく解説している本がたくさんあります。
お守り代わりにもなるので、ぜひ自分にとって読みやすい1冊を準備しておきましょう。

ところで、ネットでも気になることはすぐに調べることができます。
しかしネット記事は自由に投稿できるため、信憑性にかけたり内容が不十分なことも多いです。
専門的な知識を身につけようとするとき、ぜひ本から学ぶことをおすすめします。

法テラスなど無料法律相談を利用する

本を読んで知識をつけても、自分の状況にどう当てはまるのか不安や疑問は残ることもあります。
そんなときは最終手段、プロの出番です。

私は一度法テラスを利用したことがあります。
担当してもらったのは年配の弁護士さんで、法律に関して聞きたいことは聞けましたので目的は果たせました。
ただ残念だったのが、辛い道となる子持ち離婚はおすすめできないと言われたことです。
正直、ちょっと腹立ちました(笑)。

法律相談は、先にご紹介したような悩みを聞いてもらう相談機関とは違う目的で設置されています。
あくまで法律に関してのアドバイスをもらいに行くスタンスで利用しましょう。

いざ離婚となったとき、備えあれば憂いなし

私はこうした離婚への準備を始めてから、半年ほどで相手から離婚を切り出されました。
彼にとっては単なる脅しだったのかもしれません。
しかし、少しずつ自信をつけてきた私は即答で離婚に了承しました。
結果、それから時間はかかりましたが無事に離婚することができました。

モラハラ被害者は、自分がダメな人間だと日々洗脳されていきます。
自信をつけましょう。
ダメな人間なんて誰一人としていません。
目を覚ましましょう。

離婚がいつになるか、急いで答えを出す必要はありません。
モラハラ夫を相手に離婚話を切り出すなんて、相当勇気のいる行動です。
それでも準備をしておくだけでも、私のように離婚のきっかけをものにすることができることもありあます。
私は元夫から離婚を切り出されなければ、今も婚姻関係が続いていたと思います。

人は誰でも幸せになる権利があるはずです。
今はモラハラに苦しんでいる人たちが、自らの幸せに向けて1歩を踏み出せるようなお話を続けていきたいです。

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