都会から地方へ移住を考えている方!ざっくり比べてみました。

暮らし

都会から地方への移住を考えている方、地方にどんなイメージをおもちでしょうか?

私は東京でうまれ育ちました。
名古屋生活を経験したののち、ある東北の地方へ引っ越ことになり現在にいたります。
地方の中でも、中核市とよばれる人口20万人以上の比較的規模の大きい市での生活です。

やはり都会の生活とは違った部分はたくさんあります。
東京に実家があるため、年に数回ですが帰省する度にまたギャップを感じています。

これから地方への引っ越しを検討している方へ。
私の実体感をもとに、都会と地方の暮らしの違いをざっくりとお話したいと思います。

お金について

収入が下がる可能性大

いきなりショックなお話ですが、目を背けてはいけない現実です。
収入にプライドを持つ方は都会→地方のチェンジは絶対に!おすすめしません。
辛い思いをします。

都会には多くの人が集まります。
多くの競争が生まれ、それにより学びが生まれ会社のレベルがあがる。
そして経済力が高くなる。

地方の企業が悪いというわけでなく、そういう構造になっているということを理解しておきましょう。
ただし悪いことばかりではなく、地方は土地代が安いです。
自然も多く、ゆったりとお金をかけずに満たされる生活が送りやすいです。

自分の理想の生活と照らしあわせてみてください。

車社会で維持費がかかる

地方ではほぼほぼ車が必要となるでしょう。
多少交通インフラが整った地域でも、都会ほどの整備はありません。
電車は1時間にあって2.3本。車両編成は1。2両。
バスはあるにしても、やはり本数は少ないです。

仕事や子育てのための移動手段として、ほとんどの家庭が車をつかっています。
さらに一人一台は必要性がでてきます。
(一家一台でじょうずにこなしている人ももちろんいますが、私には無理です…)

車生活は楽ちんです。
乳幼児を連れた移動も、大きな買い物にも困ることがありません。

デメリットとして、維持費がかかります。
金銭的な負担がとても大きいです。
ガソリン代だけでも月¥5,000、車検や整備費用、定期的に交換が必要なタイヤ代。
車になじみのない生活を送っていた方はこちらをシミュレーションしておきましょう。

また、東京で生まれ育った人などは運転免許をもっていないことも多いと思います。
私も地方へ引っ越すへあたり、27歳にして免許を取得しました。

物価差は気にならないかも?

都会は物価が高く地方は安いといわれますが、気にするほどの差はないようにも思います。
前提として、庶民的なスーパーを利用して方に限ります。

都会ではスーパーの数や種類が多く、ランクもまちまちです。
地方ではそこまでスーパーの種類は多くないため、高級志向のお店は少ないです。

物価差は気にならないと言いましたが、地場のものは安いです。
旬の野菜や魚をお手頃な価格で存分に味わえることは、地方の魅力のひとつではないでしょうか。

水道光熱費は地域による

水道光熱費は移住地によって変わります。

同じ市内であっても地区によって仕様が異なるため、
主なエネルギー源は電気かガスか?
ガスはプロパンか都市ガスか?
水道も下水道が通っているか、浄化槽設置か?など。

まずは今つかっているエネルギーの種類がどう変化するのか、チェックしてみましょう。

仕事について

働き先が少ない

都会とくらべると地方は企業や小売店が少ないです。
そして繰り返しますが、給料が安いです。
あまり言いたくはありませんが、大事なことなので。

選ばなければ働き先はありますが、せっかくなら希望にかなったところに勤めたいですよね。
ただし条件をそろえるには少しハードルが高いかもしれません。

ホームページや求人サイトで募集している企業もまだまだ少ないです。
実際のところは現地に行ってみないとわからない、という点は少し不安ですね。

もし移住先に知り合いがいるようなら、どのような働き先があるか、あるいは紹介してもらえるか。
具体的な情報を得ておきましょう。

レベルにギャップがあるかも

都会の仕事は世界に向けて、広い視野をもっています。
一方地方での仕事は地域に密着したものが多いです。

地方独特の雰囲気があります。
地元を盛り上げるためにみんなで協力しようという姿勢は素敵です。
その分、時代の最先端の業務を担える機会は少ないかもしれません。

仕事にやりがいを持つことは、人生を明るく過ごすために大切なことです。
自分のチャレンジしたいことが叶えられるチャンスがあるか、考えてみましょう。

人づきあいについて

どこにいっても十人十色

都会の人はつめたい、田舎の人はあたたかい。
なんてよく聞くフレーズですが、結局はその人によるんです。

都会では、見知らぬ人ばかりなのでコミュケーションを大切にしようとする人もいます。
逆に見知らぬ人ばかりなので、誰かが困っていても我関せずで過ぎ去ることも簡単です。

人口密度の低い地方では、みんなどこかしら繋がった関係をもっています。
あの人この人が友達の友達、だったり、家族の職場の人、だったり。
そういった繋がりがあたたかいイメージをもたれるのかなと思いました。

都会でも地方でも、優しくしてくれる人もいれば意地悪する人もいます。
どこいっても、いい人もいればいやな人もいるものです。

親戚づきあい

地方は義理の家族や親戚との距離感が近いです。
気のつかう性格だと慣れるまで疲れちゃいますね。

よかれとプライベートに干渉してくる親戚はいます。
ときに意見がぶつかることもあります。

旦那さんや奥さんにはあくまで自分の味方でいてほしいことを伝えましょう。
これがうまくいかないと、夫婦として協力していくことが難しくなります。

地元民が多く地域活動が盛ん

地方にも人の出入りが多い地域もありますが、
とりあえず大抵まわり同士が顔見知りだと思っていた方が無難でしょう。

保育園からはじまり小、中学校も保護者同士が同級生ばかり。
私もはじめは疎外感を感じました。
今となっては昔からの余計な人間模様を気にせずに気楽なものです。

交通の便がよい地域なら、上京からUターンしてくる人も多いですね。
そういう人と仲良くなれれば、いろいろなアドバイスをもらえるかもしれません。

子育てについて

待機児童が少ない

都会に比べて待機児童が少ないです。
地域によってはゼロというところもあります。

都会の方でよく聞いたのが、
やっと預けられたが非認可で保育料が高い。
兄弟で同じ園に預けられなかった。
などなど。

ちいさな子を抱えて生活していくためにも、保育または幼稚園は慎重に選びたいものです。
その点では、選びやすい地方の方が気持ちに余裕をもてます。

学校数が少なく進学先が限られる

少子化に伴い学校の統廃合はどの地域でも進んでいます。
その中でも、やはり人口が少なければ少ない地域ほど学校がなくなっています。

小中でも学区が広く、バス通学や送迎が必要な場合があります。
高校まで余裕で徒歩で通学していた自分にとって、車での送迎が当たり前という事実には驚きました。

そして多くの方が初めての受験となるだろう高校も少ないです。
市や町内にあればまだよい方で、遠方まで通わなくてはいけないことも普通です。
通学時間も、場合によってはお金もかかります。

大学ともなれば上京を希望する子も多いでしょう。
この点も見据えていた方がよいですね。

娯楽施設が少なくマンネリ化

自然が多くアウトドアを身近に楽しめることは素敵なことです。

半面、シーズンによっては外遊びが難しいこともあります。
私の地域は雪国なので、冬になれば寒くて公園にも連れていけません。
雪あそびといえ、さすがに吹雪の中では遊べません。
そんなとき娯楽施設が少ないと行先に困ります。

都会では刺激的なアミューズメントに溢れていますが、地方ではすぐにネタがつきてしまいます。
おうち時間を充実させても、余すことも多いのが悩みどころです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました